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一度や二度の悲しみじゃなくて

だいたい野澤と真田の話をしています

あの日君が入れられたっていう仕事の名前を僕達はまだ知らない

真田 野澤

「野澤と組んで長いけど、この先noon boyzがどう進化していくかといったら、正直それはわからないよね。いままでの経験からしてもさ。それでかな? オレ、ぶっちゃけ”noon boyz”より”野澤と真田”って意識のほうが強いんだ。おたがいの性格もやり方もわかってるし、すごくいいバランスでいられてると思うんだけどさ。これからは「相方のことも食ってやる!」くらいの気持ちで、個々を磨くことも必要だな、って思う。そんなこと言うと、「もっと仲良くやってほしい」とか言われちゃいそうだけど、オレがこんなこと考えるのも、ある意味”グループ愛”だよ?」

「真田とはわかり合えてると思うよ。でも、かならずしも同じ思考を持ってるわけじゃないから、すんなりいかないことだってある。たとえば、コンサートでどんな曲をやって、どう見せるかとか話し始めると、意見食い違うとかね。でも、それってあってもいいことじゃん? 逆にないとつまらないし、進化もできない。だから”相性バッチリ”というより”いい距離感”なのがオレたちのいいところなのかもね。3月に『笑っていいとも!』が終わることになって、noon boyzがどう成長していくかわからないけどさ。できることならこのままがいい。真田以上に心地よく連携をとれる人は、そうすぐに現れないよ。」

 

 これは14年2月号のD誌でのそれぞれの発言で、この号が発売された約2ヶ月後の3月31日、『笑っていいとも!』という番組と共に、2年半にわたって出演し続けた16代目青年隊”noon boyz”としての任は終わりを迎えた。果たして番組の終了後から現在にいたるまで、真田と野澤さんの仕事というのは基本的に別のくくりを見せることになる。

 それでもこの人たちはシンメだなって思うし、片方が仕事を獲ればもう片方はそれを凌駕してくる。距離を持たされた現状など飛び越えて、「この人たちの史実は途切れることなんてない」と思うのだ。オタクの勝手な愁いだの落胆だのを、いつだって結局圧倒的に飛び越えて。

 2015年、2月15日。とりあえず真田の入所11周年、要するに満22歳の彼が人生の半分ジャニーズにいるよっていうこの日なので、ひとつの節目として(というより自分の奮起材料として利用して)、この1年の彼らの動向をまとめておきたいな、と思う。

 

 

◎03/12 少クラ 『AMBITIOUS JAPAN!』

 04/02 野澤さん『SHE!HER!HER!』(高地先生もろじゅりしんたろさん)

     真田『俺たちに明日はある』(美勇人)

 掘り返したら少クラでnoon boyz表記がされたのは『AMBITIOUS-』が最後。しははは野澤さんがセンター。距離が分かたれて泣き暮れてんのかなと思って自分のツイログ遡ったら、その辺り延々トーキョーライブエンジョイしてた。

 

◎03/24 クリエラインナップ発表

 時系列並べてみると、これが明確にぬんぼが解体されますよっていう最初の情報だったんですねぇ。野澤さんがいわゆる『名無しクリエ』として5/9-11(萩安京本ぼっさん北斗高地先生もろじゅりしんたろさん)と5/28、29(前述引く北斗)の7公演、真田がとうとうセクシーファミリーに巻き込まれた『Sexy Champ』として5/16-18と5/26、27の8公演(増田様あかつきアンダーソンしゃるふ美勇人カウアンジェシー)(これは真田以下年功序列表記です)。ちなみにChamp→Champion→このじだーいのーチャーンピオーンさーからのEverybody Go!がセトリの1曲目に選ばれたとのChamp公演ですが、国際的平和な大家族感がありすぎてこの時代のチャンピオンではなくこの事務所のチャンプルー説が私の中で濃厚だし、実際に家族設定割り振りでママになったらしいのでだいたい真田の子育てクリエって呼んでる。後々7月号辺りのドル誌でわらわらわらわらメンバーからの「先輩!」「頼もしい!」「まとめ役!」認識コメントが載ってて、Jr.としての活動するってこういうことなんだ…と泣きそうになった辺り(降りたときにはもうnoon boyzだったので…)。

 

◎03/31 『笑っていいとも!』グランドフィナーレ

 

◎04/09 少クラ 『Brother』

 06/11 『Secret Code』

 Sexy Champ表記はないけどもこの2つのみがChampくくりの電波披露。なんていうかChampっていう冠をつけられた割に協調性と真っ当性の集まりみたいなグループで、それこそ前述の通り大家族感があって実は結構好きなんだけど。ただなんていうか、真田が中心近くにはいるけどセンターとかフロントではなくて、気負わずに集団の中に楽しそうにいる様子っていうのが安定感があってどこか目にじわりと来ていて。今打ちながら映像を見ててようやくちょっと気付いた感があるんですけど、ここで感じるのは、集団の中での「リーダー」としての役割を持っていたらこういう立ち位置なんだろうなぁっていう感傷なんだと思います。フロントはジェシーで前面に出るのは美勇人で、話を聞いてくれそうな後輩がいて手を焼く末っ子がいて*1、本当にもう勝ちとか負けとか関係ない家族っぽいっていうか。どうしても、2人のとき、1人のとき、8人のときっていうのは想定として必要以上に気を張らせてしまうので。一時的なものだったから言えるのかもしれないけど、幸せないっときの夢だったなぁという印象です。いつか見るかもしれなかったイフの未来。

 ちなみに04/09回のときの野澤さんはしんたろさんとのBelieve your smile。

 そして個人的にはBrotherは真田の野澤さんへのそれまでそれからのアンサーソングとして位置付けています。ちょうどこの頃から真田の歌う様というのが「歌詞が切実な自分の声として発せられている」という印象になっていたんですけど、ちょうど別離をした頃に放たれる「You’re my brother Don’t you worry. 何も心配はない いつもそばにいるから いつだって」「あの未来を共に」という言外のメッセージ。それまでぬんぼとしては下のパートを歌うことの多かった真田が高音パートで歌う「気付いたよ」という言葉。オタクの妄言ではあるけれど、そういった歌詞に、自分の気持ちが重なってしまっていたんではないだろうかなどと、思っているのです。

 

◎05/14 少クラ 真田『Dancing Star』野澤さん『離さないで愛』                   両方『情熱』

 そしてBrotherとこのときのダンスタの「焼き付けるから受け取れ」が未だに歌詞がオーバーラップしてさなだつらい(;;)系二大場面なんですけど、あと「I’m Ur Dancing Star」って歌い上げてる最中に野澤さんが迫り来てる感じがすげぇ好きです。あっあれが進撃の野澤。あとさぁぁ情熱のときのシンメ位置かっこよくない?!「ボクが埋めてあげる」後にザッって屈むのが超かっこいいよ…。

 

◎07/02 少クラ 野澤さん『祈り』

 更に真田はオーシャンズでおやすみの月。と思って見てたらこっちはこっちで!感情が乗りすぎてねぇかオタクつらい!!!!!!案件野澤バージョンに襲われたつらす。どんだけ贔屓目なのかは分からんのだが、最初の「数え切れない想いは この心で祈り続けた」とサビで繰り返すそのフレーズ、そうしてそれに続く「君を乗せて歩いて行く この空を見つめて」と。他のメンバーが「パフォーマンス」として行なっているものをこの人だけ「心情」として行なっているような錯覚がある。途中で後ろに下がりこそするものの「君を探す」と言っているこの歌にこの人がセンターとしてこんなにも似つかわしいのは、この人だけが今殊更に「一人」が際立つからなんだ、と気付いてものすごく感傷的になった当時。Brotherに対して感傷的に物語を作り上げるにはぴったりだなと思ったですね…。

 

◎04/28 舞台『オーシャンズ11』出演発表

 一般発売初日の翌日に発表という鬼畜設定。さすがにこの日はパニックに陥っている様がツイログに残っているし、この時点で「野澤さんが何回来るか賭けよう」という言葉が出ている。「俺たちの野澤が真田の舞台に来ないわけがない」という昨今のラノベタイトルばりのスローガンを掲げていた我々だが、これが後々半年以上の紆余曲折を経るオーシャンズEndlessショックの発端である。とりあえずいいともの打ち上げで香取先輩に挨拶をしていたという話なので、3月末には決まっていたんだろうと思う。そしてサーフィンしていたときに連絡が来て歓喜のあまり海に向かって叫んだというのが裏切らない真田像。

 

◎06/09-07/06 舞台『オーシャンズ11』東京32公演

 そうして始まったオーシャンズ11東京公演。香取先輩主演という縁もあってなのかジャニーズに限らずかなりの人の出があったようで、雑にま とめたものがこれ。(敬称略)

  9 蘭寿とむ(宝塚版ダニー)

12 月組の方々

13 黒木メイサ、草彅剛、坂本昌行北山宏光、千賀健永、横尾渉宮田俊哉

17 石原さとみ

19 藤木直人、岸優太、阿部顕嵐

20鈴木保奈美島袋寛子、森久美子

21 玉森裕太二階堂高嗣木村拓哉友近

22 山下智久城田優鈴木おさむ

7/1 佐久間大介

3 阿部亮平、宮舘涼太、渡辺翔太

4 岩本照、深澤辰哉

 間がごっそり抜けてる辺りほんと雑だしほんと信憑性あやしいなってところなんですけど、結構ざかざか人が来てて、確かプレゾンご一行の日が情報が入り乱れて結局翼さんなんだか潤くんなんだかわかんねぇみたいな。

 ただとりあえず見てほしいのは最後の7月のくだりで。すのーまんがみんな来てる。のに野澤さんが来てない。毎日のように流れてくる観劇(者)レポをちぎっては来てないのかよと投げちぎっては投げ、終盤に向かうにつれ界隈では「ラスベガスシート狙ってるんだよね!」「もうこれは千秋楽にタキシードでくるんだよね!」(なべしょちゃんがスーツだったらしい)「タキシードで花束持ってくるんだよね!」などと予想(というか圧迫)が並び立ち、私はお友達と楽日に行くことができたんですが、そこでもやっぱり待てど暮らせど野澤さんが現れなくて、お友達が泣きそうな顔で言った「野澤さんには、真田ってそんなに大事じゃなかったのかなって思えてきちゃって…」という言葉は今でも忘れられない。ともかく本当に、私たちは「野澤は真田の舞台に来るもの」と思っていたんですね。当然のこととして。それがなかった、という後になぜか雑誌のくくりがオーシャンズ組に野澤さんインになってて爆笑したのち、「これは安井さんが問い詰めてくれるね!」とか言ってたらほんとに開口一番問い詰めてた。*2

 

安井「ちょっと待って!話が先に進むまえに、ひとつだけ確認していい? ……なんでノンちゃん(野澤)、舞台観に来てくれなかったの!?」

真田「(真顔で)そういう人だよ」

野澤「真顔で言うな(笑)。いやいや、それに関しては、言い訳させて!オレ、ホントのホントに観にいこうと思ってたの。千秋楽の前日って決めていて、すごい楽しみにしてたの。でもその日、急に仕事とかぶっちゃったんだよ!」

安井「あ、なるほどね。それはしょうがない。うん、スッキリした!」

 

…スッキリしねぇわ!!!!!!なんだその仕事って!!!!!!それを明らかにしない限りはスッキリしねぇわ!!!!!!! 真田の真顔もすげぇ面白いんですけど、とりあえずこの段階では全然すっきりしなかった。この人の場合「雑誌でぽろっと山梨までロケに行ったって話を出す(さりげなく何でもないことのように「真田の顔が浮かんじゃっておみやげ買って帰っちゃったのなんかいや(笑)」とか情報を付随させてくる)」→半年音沙汰なしからの水曜ミステリー(単発2時間ドラマ)を年末にぶちこむ という前科があったのもあって、またそういう謎経緯の仕事かな…と思いつつも、それでも1回も来ないって!と勝手に憤慨していたわけです。そうしてそれは大阪公演まで引きずられる。

 

◎10/23-11/02 舞台『オーシャンズ11』大阪公演

 「仕事が入っちゃったから行けなかったって免罪符があるんだし、当の座長だってメンバーの公演観に韓国行っちゃった人なんだよ?野澤さんも大阪通っちゃおっ?☆」とかいうノリで過ごしてたんですが、結局大阪にも来ねぇ。合間にだてさまと遊んでる情報なんかがうっかり上がってきたりしたもんだから尚のこと「お前行けやぁぁぁぁぁ」と心の中のモンペが騒ぎだす。あとは「えっ…あんなにかわいい真田を見ないなんて…」という同担意識。なんでなんだろうなんでなんだろう、ってぐるぐるぐるぐるしてました。そんな合間に一応えびコンでお仕事してたり少クラでアミーゴしてたりする。

 

◎12/08 舞台『Endless SHOCK』出演発表 

 その日は途端に「野澤なにやってんの?!!!!」がTLに溢れる阿鼻叫喚の濁流となった。私はSHOCK未見なのでなんとも自分の意見が言えないのだけど、ひとまずそれは「箔付きのお仕事」だと思ったし、思っている。すごい仕事だと。しかもこの場合光一さんの会見での発表で、「オーディションで選んだ」「歌やダンスはもちろんだけどオーディションに臨む姿勢を見た」という情報が示されて尚のこと、あ、うわ、この人陰で動いてたんだ、って。引けをとらない仕事を自力で獲りに来てたんだということを思うと熱かった。

 それこそえびコンのときに思っていたのだけど、この人たち、別の場所にいて別のことやってようと、ほんとにシンメだなっていう感覚を得ていて。えびコンでは真田はびっくりするくらいギター担当でセンステから動かないことが多かったのだけど、そうやって全うする人の前で、野澤という男はJr.のトップを張っていた。そうやって、別のことを同レベルと同クオリティの意識を以てやるっていうのが、シンメなんじゃないか。それを体現したのがこのSHOCK仕事の獲得だったし、誕生月ってこともあいまってか野澤さんへの心酔っぷりはとにかく上がっていた。

 

◎15/01/01-01/27 舞台『Johnny’s World』出演

 そうしてこれはこれで「真田なにやってんの?!!!!」案件だった正月の出来事。前回前々回というのはまだ青年隊だったのもあって当然長期の舞台っていうのは難しかったわけですが、ここに来てジャニワ。決してメインどころというわけではないんでしょうが、見に行った方々のレポでことごとく「真田くんが声出すとびっくりする」「演技が他と段違い」なんて言われて、まぁ滑舌とかは置いておくにしても自分のことでもないのに勝手に鼻が高い思いをしていました。

 ただ。ただ真田担が気にするのって、だいたい高田なんですよね。真田は他のJr.に比べれば十分すぎるほどメディア露出に恵まれてきたと思うんですけどそれでも、彼自身がライバルだと思っている高田は演技仕事が途切れなくて。ちょこちょこ出ているようで、真田のドラマ仕事は13年1月クールの『心療中』が最後です。高田はこの1月に草彅先輩とのドラマが決まっていたのもあって、少し置いていかれてる感をやっぱり勝手に感じていたわけです。

 

◎01/31 舞台『TABU』主演発表

 からの。

 からの。

 からの!!!!!!!!

 主演舞台。カラーで新聞に載ってる。何紙も載ってる。主演?えっ主演?えっ? 地方も行くの?えっ主演??????(エンドレス)

 

 新聞に載った写真はおそらくこのために撮り下ろされたもので、ということは一般の情報公開の前に、ずっと前に準備が進められていて、真田自身も心の準備や勉強や高揚を募らせていて、そんなの、そんなの強すぎる。

 

 いいともの頃から感じていたんですが、彼らは毎日何でもないことのように笑ってウキウキウォッチングしていたけれど、例えば「『心療中』という仕事が入った上での」とか「『モウソリスト』最終回を撮った上での」とかいうのを抱えて過ごしていて、その情報開示のタイムラグを抱えたまま彼らを見ているっていうのが、リアルタイムで人を見ていることのある種の価値であり歯がゆさなのかなって、思ったりすることがあるわけです。 今回もそうです。いつからどの範囲の人がどの程度の情報を知っていたかは分からない。けど、この時間の流れがあるから私たちは新たないっときいっときに翻弄されて、その感情があるからこそオタクやってるんだろうなぁと考える。

 

 野澤さんと真田という人はいつだって一進一退で、決して表立った仲良しこよしではないけども(ときどき様子がおかしいことはあっても)、確かに彼らはシンメなわけです。noon boyzという港はもうなくなってしまったけれど、それでも彼らはシンメです。

 私が好きで何度も流してきた引用なんですけど改めて。

 

「言語によっては、<単数>(singular)と<複数>(plural)の他に<双数>という<数>の範疇のあることがある。(略)そのように文法上三つの<数>を区別する言語でも<複数>の表示形式は<二つ>のものについても、ごく普通に用いられるということが起こるという。つまり、<二つ>の対象の表示に関しては、<双数>形と<複数>形とが対立するわけである。当然、対象の客観的な数ではなく、何らかの捉え方の上での差が予想されるはずである。」

「<双数>の選択を規定しているのは、単に対象が二つであるという客観的な数の問題であるのではなくて、二つのものが対をなして機能し、従って一つのまとまりとしての意味を有すると捉える話し手の側の意識の問題であるということなのである。(略)そのような意味で、<双数>は明らかに<有徴>(marked)の表現であるということになる。」 *3

 

 noon boyzのzはたぶん、双数のzです。特別で、(サ∀ナ) (のωん) おーれたちはいつでぇも、ふたりでひとつーだーぁった 人たちで、これからも、そうあってくれると思っています。7/4に入れられたのがSHOCKのオーディションなんだかどうだかは分からないままなんだけど。

 

 とりあえず、真田佑馬様。入所11周年、おめでとうございます。  

*1:カウアンのことを指していますが、実際生年月日順に並べたときの最年少はもう1回言うけどジェシーです

*2:W誌14年9月号

*3:池上嘉彦『日本語と日本語論』