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一度や二度の悲しみじゃなくて

だいたい野澤と真田の話をしています

あなたが自由でありますように(前記事「I just hope I let him go」日本語版)

昨日、突然全英文の記事「I just hope I let him go」を上げた。別に英語話者のオタ友ができたわけでも、野澤真田のことを学会で発表する機会に恵まれたわけでもない。というかそんな状況にこの英語力で挑んでたらやばい。

今回こんなことをしてみたのは、ゆりかさんの「ジャニヲタ文芸部×英語部コラボ企画」に参加させていただくためだ。

ゆりかさんは、「ジャニヲタ英語部」主催を始め「ジャニヲタ合唱部」などにも携わっていらっしゃる非常に精力的な方で、私がゆりかさんのトラジャ記事をツイッターで呟いたのがきっかけで親しくさせていただいている(と私は思っています…よ…!)*1


まぁコラボ企画の詳細は上記の引用に任せるとして、
企画では題目も決まっているのでそもそもそこに合う記事から考えなければならないけども、いきなりそこに乗り込むのも結構無謀や…!ということで、まずは練習をしてみることにしたのだ。
結論、すごく面白かった。
シニフィアン(ざっくり言えば音とか文字)とシニフィエ(ざっくり言えばそのものや概念)の結び付きが恣意的である以上、ある語を別の言語に直そうとすればまたその語がその言語の中で結び付く範囲を確認しなければならない。例えば今回の記事では「許す」という言葉をキーワードにしたかったのだけど、これを英語にしようとして和英辞書を引くと出るわ出るわ複数の語彙。それらの中から自分が意図したい意味に合うのはどれなのかを確認するために、今度は英和辞書で引き直して例文を辿る。そういった作業を繰り返して、ひとつの語に含まれた意味を掘り下げて気付いてゆく流れが、すごく楽しかった。


と前置きは一旦この辺りにしておいて、昨日の記事の元の日本語原稿を載せておきたいと思う。
英語だと読みづらいのもあるだろうし、あとはそもそも私の英文が間違っている可能性が大なので、こういうこと言って(るつもりだっ)たんだよ!というのがお見せできればと思ってですね。はい。

というわけで、ここからが原本です。



ーーーー

15年11月24日。ひとりのアイドルが辞意を表明した。
ツイッター上にはいろいろな意見があふれかえった。それらは意見と呼ぶべきものではなくて、さらした感情、そのものが露になったものだろうと思う。

彼自身のことについては私は語れるほど内野の人間ではないのでそれ以上の言及は控えておく(そういったことを言えば誰に対したって「口出しの権利を誰が認可するのか」という話にはなるけれど)。
私がこの話を持ってきたのは、そのときに自担のこの言葉を思い出したからだ。

今オレが思うヒーローの定義は自己犠牲ができる人。*2


自己犠牲。非常に重たい言葉だ。
その後の言葉がこの通り続く以上、ここで言うヒーローとは、アイドルと同義だと言って差し支えないだろう。

この活動をやってると心無い言葉を言われることも少なからずあるけど、でもここまで頑張ってきたことへの自信や最終的に大勢の人を魅了する人間になるんだって自分にプライドを持っていれば、乗り越えられると思うんだ。


アイドルも一つの職業なのであれば、そこには顧客の需要を満たす義務もあるのだろう。医者が患者を救うように、法が犯罪者を裁くように。

だけれど。それは果たして、アイドルという人間である彼に、どこまでの「犠牲」を要求してもよいものなのだろう。

つまりは、「誰が何を許すのか」ということであり、「アイドルは誰のためにあるのか」ということだ。


真田の発言でいうと、この以前からそうした懸念は持っていたのだ。

今は夢持ってるだろ。オレはあるぜ?いちばんはやっぱりCDデビューだよ。これはね、応援してくれてるファンのためにもしなきゃいけないと思ってる。*3

「も」とついているのが救いか。デビューを目標とするのはファンのためにという言葉を出している。

こうして相手のことを口に出すことは他にもあった。

「みんなが元気でいてくれますように」

「みんなにいい事がありますように!」

「今年もみんなに元気をあげれるように!がんばる!」

彼の新年のメッセージのすべてに、私たちのことが書かれていた。*4*5


「犠牲」も「献身」も「当然の責務」も、要求の適度さも過度さも、意識ひとつの違いでしかないかもしれない。
ここで勝手に憂えていることも、本人はうっきうきやっているのかもしれないし、もしくは楽しい気持ちばかりでやっていそうに見えるその裏で、苦悩していることもあるのかもしれない。
結局考えるだけ無駄なのかもしれない。


許す、というと、彼のこの言葉選びも一緒に残しておきたい。

真田:オレらをふくめたJr.がけっこうたくさんいるんだ。で、「お前たちのデビューが決定した!」っていきなり言われるの
野澤:あ~、その夢か!聞いたわ
真田:そーなんだけど、まだ言ってないこともあるんだよ
野澤:…へっ?
真田:デビューの話はうれしかったんだけど、オレらをふくめ、あの"バカレア"のメンバーも、いままでシンメで組んでたヤツらも、全部解体されて2組グループが作られたの
野澤:うんうん
真田:でも、結局1組しかデビューできなかった…っていう(と、野澤をチラ見)
野澤:ダメだったほうにオレがいるんだな?(苦笑)でも、夢なだけに『なんだとー!?』とも言いにくい。それで喜んでるわけじゃなさそうだから許す!*6

もし私たちの私情が彼を許せないと思ってしまうような時が来たとき、それでも彼は彼の選択を笑って許してくれるのだろうか。
ただ。どうか、みんなが幸せであるようにと。それは、あなたも。

*1:ゆりかさんは松本幸大くん担さんです

*2:P1506

*3:D1302

*4:上から順にW誌、D誌、P誌。いずれも1401

*5:ところでずっと真田のやつばっかり見すぎていて今気付いたのだけど、P誌の野澤さんメッセージには「I hope you will have a great year」と書いてあった。なぜ…!なぜお前もがんばった英語…!

*6:D1302