読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

一度や二度の悲しみじゃなくて

だいたい野澤と真田の話をしています

Love-tuneに椿屋四重奏やらせようぜの話


Love-tuneクリエに入ってまいりました!思えば入ったことのある真田の現場って舞台とフレジュコンレジェンドコンという内訳で、ステージ上の混沌はともかく「2時間弱ほぼ出ずっぱりの真田が歌ってる」という状況は初めてだったんだなぁと遅まきながら気がつきました。そら記憶がもたんわ。で、思っている以上に真田の声が好き。
前々から真田の声のことは水砲、と言っていて、いや今確認したらそもそもそんな日本語なくてマジかってなってるんだけど、抜けるような空に伸びていく水の筋。突くようなときもあるけど、どっちかというと伸びやかに放たれていく声も好きで、水、と例えるとやわらかさと硬さが同時にあるようで好きです。その両方を言うために犬の腹と言ったこともあるなぁ。

というわけでわりと幻のはぎさな青いベンチの亡霊と化していますが、とりあえず楽しいことを考えようぜという精神でやる。


椿屋四重奏、というとオタクがどこかで通ったことがあるんではないかと勝手に思っているし、いわゆる艶ロックと言われていた頃が刺さる人が多かったのかなぁーと思っているんだけれども、私にとってはなんというか、06年に出会ってから少しずつ、内に内に向いていくしかなかった、底にいた自分が徐々に外に歩き出せていった時期と椿屋の歩みが重なっているような、そういう感傷がある人たちです。知らなかった方はとりあえず聞いとこう。たぶん、イメソンに、いろいろ使えるよ!(いい笑顔)(広め方が雑)


とりあえずやる。らぶとぅんに椿屋歌わせようぜ選曲。ボーカルひとりひとり持ち回りで、椿屋名義から2曲と、あとはしばらく離れてるなぁって方にも推しとくよ!中田裕二名義から1曲ずつ拾ってます。各方面から怒られないことを願う。公式でPVが上がってるのだけはっときます。
だらだらと長いのでひとまず先にイメージを漢字一字で挙げとくと、
安井さん「性」
萩ちゃん「幻」
美勇人「無」
真田「力」みたいな感じかなぁ。

 


安井さん×椿屋①/LOVE CREATURES
俺は生き物痛感して
君の体に貫通した
それで命を実感して
あの誠実な口先は
嘘じゃないんだ 多分
ラブだけにね!ラブだけにね!というところで持ってきたわけでもないが、思っくそ俗な歌詞を安井さんの声で発せさせることである意味アイドルとしてのファンタジーになるのではという楽しみ方。いやあんまり直接的すぎて無理かもしれない。姐さんという呼び名が公称になりかけた最年長にこそ男の性を悪の意識なく当たり前の顔して歌わせたい。
これは声も合うんじゃないかなぁー。手拍子しながらどうぞ。あと冒頭の「回路が水に濡れてしまいそうで スカートを手で押さえて隠したんだ」で裕二が水たまりがあるみたいに足を跳ねさせるのが面白かった覚えがあるので、それもやるといい。たぶんスカートも押さえてたよ(エアー)。

 


安井さん×椿屋②/いばらのみち
笑いたい奴には
笑わせておけばいい
いつかきっと跪いて
間に合わせの愛を乞うのさ
――
いばらのみちだって
味方はつけないよ
涙から 生まれ変わった
かわいそうな わたしさよなら
安達祐実主演の昼ドラ『娼婦と淑女』のタイアップでした。昼ドラだ。察しろ。タイトルで察しろ。タイアップということもあってか非常に珍しい、松井五郎氏との共作詞曲。10年末、中野サンプラザに執事藤堂役の方がしれっとステージに出てスポットあびてたのも面白かったですね。
こういう、キャラクター的な歌詞には安井さん強いと思う。PVがほとんどバンド演奏シーンなので黒衣装と白衣装で対峙するのも含めて真似すればいいと思うけど(間奏から間奏明けが好き。PVだと2分辺りから見るとよい)、見ると四重奏と言いながらこの時期3人だったことがばれてしまうのである。*1

 

youtu.be

 


安井さん×中田裕二/迷宮
空想家のようにもっと
漠然な愛と理想をもっと
置き忘れの自分が
報われないから可哀想で
向こう岸に渡って
罪人の魂を
掘り漁って掴んだ天国行きのチケット持って
安井さんにかわいそうと歌わせてばっかりだなお前。
この曲は椿屋名義の『漂流』とつながっているという考えは再三言ってるしなぐり書きを落としたこともあるんだけど、繰り返して言うと、『漂流』の「振り返らない相手A(そもそも生に興味がないみたいなタイプ)にBが恋慕を抱き、Aの心をわずかながら動かして二人して情死するものの自分だけが生き残り、しかし既に精神は破綻しているので夢の世界で幸せそうにしているB」っていう流れからの(改めて言っててひでぇ)、『迷宮』はBを心底大事にしていたC(幼い頃から一緒とかきょうだい的な立ち位置)がAへの憤怒だけに今からの我が身すべてを投げ出すくだり。的な。真っ白ーい素直ーだった子が闇に身をやつすのとてもいいですね。
結局のところ『迷宮』の方はそういう"激情の発露"みたいなものが根底にあるもので、そういう生/性の歌が似合うんではないかなと。しかも非常に男性的な。実際はもっと歌詞対照とかして2曲のつながりを延々言っていきたいんだけど長いので割愛。ツイログにある。
静かな鬼気の迫る感じで歌ってもらえるとよい。照明は限りなく細く、曖昧に。

 


萩ちゃん×椿屋①/トワ
君を抱いていたいよ それ以外にいらないよ
溢れ出した光に手を伸べて 開いた
その確かな永遠を
萩ちゃんはなんというか、「人として歌わせたい歌」と「声に合いそうな歌」というのがどうにも一致しないんだけれども、ひとまずは前者に寄せた方を。安井さんのところで散々お察しのように、椿屋の曲というのは色を示すようなものがインパクトがあるんだけども、その一方で案外ずっと、ストレートな、てらいのない歌というのも続いているような気がしている。オタクに流行りがちな「I love youをあなたなりに訳してください」お題に対して「一緒に眠りたい」と答える自分にとって、そういう穏やかさが滲む曲。他にも『moonlight』とか『流星群』とかもあるけど、振り返ると一番穏やかさを得たんだなぁ、っていうのはトワなのかなぁ。

 


萩ちゃん×椿屋②/シンデレラ
試す度に 裏切られた
わかりきった事だった
乱れた髪 汚れた指
夢中で洗い流した
だけど何故か明日は来て
どこかで望んでしまうのは
花の指環 ガラスの箱
私の事 可愛がって
といった後にこれですけどね!オタクは大好きなんだろシンデレラ!!こないだもなんかプレゼンされてるのが回ってきたぞ!!!
私のシンデレラ第一候補(語弊がある)は正直なべしょちゃんなんですけど、声とか歌い方で合わせるなら萩ちゃんもありなのかなと。萩ちゃんもある意味憑依型なのでは。(暗になべしょちゃんは素が似合うと思っている辺り) これ真田は後ろの影みたいな存在で半分闇に沈んだまま俯きがち目を伏せがちなままアコギを鳴らしててほしい。間奏!特に間奏!!!(PVは2分40秒から) しかしキーボードが必須でどうしよう。岸くん(1)辺りを召喚するか…。スタンドマイクを握り締めながら歌ってほしい。

 

youtu.be

 


萩ちゃん×中田裕二/デイジー
出会えて良かったなんて
すぐには言えなかった
それくらい君が好きだったの
痛いほど抱き締めて
いつもと同じように
無理矢理つなげるのが愛でしょ
シンデレラからの女性視点つながりで。元々女性歌手への提供で没になったと言われているのもあって、春の中の線の細い女性像みたいな印象が珍しい。無理矢理つなげるという歌詞も肉体的に言ったら大変なことになりますが、なんというか「傷つかない世界はない、だからこそ、それを乗り越えて触れに来てくれる人が、そうして自分が触れたいと思えることが尊い」みたいな風に考えています。そういう、自分の世界を変えてくれた人への歌。これは自分で弾き語りかなぁ。

知らなきゃ良かったなんて 思いたくなかったよね だからこそ君にぶつかったの ふたりの違いはこうで 残りは同じようで それでもつなげるのが愛でしょ

尊い…。(咽び)

 

 

美勇人×椿屋①/トーキョー・イミテーション
本当の事 嘘とまやかし どれだってかまわない
明日の口実さえあれば それで全てが済んだ
降り止まぬ夕立は 少しばかりの安らぎ
ショーウィンドウを抜け出したのは 誰かの嘆き
美勇人の場合は完全にベースありきです。あとはどうしてもあのしゃべりかた、差分の少ない表情である種実体のないようなていでやってみせていてほしい。機械とかアンドロイドというのとはまた違うんだけど、そこで歌われる物語も感傷も上滑りして本人の中には一筋の波紋も広がらないような。
で!ベースだよ!この歌には、楽器の素養のない私でも分かる間奏ベースソロがある!!!(1分45秒くらいから) ベースのたかしげという人は前に前にと出る人ではなくて、なんなら音楽で食べたいと思っている人でもなくて、「俺は裕二と一緒に何かやれればそれで良くて、例えばごはん屋さんなんかだって良くて」と言うような人で、そのたかしげに用意されたソロというのがすごく、好きだった。
あとは、この曲はサビのコーラスが好き。

しかしもはや完全にただの下北とかにいそうなバンド。

 


美勇人×椿屋②/踊り子
振り乱した黒髪の
まき散らす甘い匂いの
気のふれた踊り子の様で
哀しくはないよ 負い目なんてないよ
いつだって心は満たされて
好き勝手やってさ 覚えが無くてさ
いつだって辺りは焼け野原
なのでこういう歌詞を歌ってもまた美勇人本人とは別物の世界というか。個人的に踊り子は安井さんのとこで挙げたいばらのみちに繋がると思ってて、17,18の若さゆえの自棄っぽさがあった踊り子の主人公が、20半ばごろで穏やかさに触れて自分を閉じ込めてた狭い世界を揺さぶられて、でも結果としてそれを手放して捨てていったというのがいばらのみち。2つには「焼け野原」という単語が共通していて、なんというか、花が芽生えると見えていたのは幻だった、結局私が生きているのは焼け野原だった、と飲み込むのがいばら。

 


美勇人×中田裕二/HEROINE
傷の跡も消した
涙も流さない
信じたら 命を預けるようで
怖くて
足りないから 今すぐ満たして
感じないなら 痛みを加えて
そうしないと 君は何処かに消えてく
孤独に飲み込まれて
同じようなテーマでも、場面設定が随分現代によったのがソロ名義という感じ。そうやって自身の体の消耗に疲れて、傷ついて、心をなくそうとするヒロインというイメージ。これを歌っても美勇人ならフィクションをつくりあげられる。個人的にはこの彼女がちょっと信じられるような相手に出会って試しつつおそれつつ触れるのが『誘惑』だと思っています。怖いからといっそ振り払っていたものを受け入れる感覚。「何食わない顔して 魔が差すような手招き わざとらしく戸惑いながら 命綱外した
しかしheroineって一文字eが抜けるとheroinで、日本語だとヒロイン/ヘロインと区別があるけど、元来発音はおんなじなんだってね。どこまでが意図的か考えながら話をつくるのも楽しいすね。

 


ようやく!最後だよ!!!

真田×椿屋①/MU DA BO NE

大人をからかって いけない子
ベソかいたって 済まされないよ
――
痛いだろ 愛情の抜き差しは
観たいだろ 青春の逝く先を
若気の至りは 恥と駆け落ち
いや安井さんひとりにLOVE CREATURES歌わせっぱなしなのもどうなのかなって…www 公式で「女子高生をヤった歌」的なことを言われているよ!*2 何かを降ろした状態で、濃いまつげの濡れた目をすがめて、口の端で笑いながら歌ってほしい。いちばん体躯的にも男っぽいのでよく響くだろう。「自信過剰で高慢ちき 誰がそんな子に育てたの 触ってないのに経験済み 誰がそんなこと教えたの」っていう歌い出しから、やわらかく距離をつめて問いただすようにオタクと目を合わせて落としてほしい。サビ最後すげぇえっちにやってほしい。
実際のところこの曲の背景は「インターネットなんかのメディアに無意識レベルで慣れすぎてて、人のことを見てるだけでやった気になっている、知った風になっている」自信過剰に対する風刺でもあるので、*3 基本「やる」主義の真田に歌わせると強いかなぁと。途中で絶対べろ出してください。

 


真田×椿屋②/スピード
嵐の真ん中で
全てを委ねて
迷わず僕の肩に掴まりなよ
風が吹き荒れて
何かが壊れて
体の奥で真実が目を覚ます

逆らうなよ
Please don't turn back again
これはなんていうかもう、「真田に言ってもらいたい」に尽きる。「協調性のない関係がいいよ 想像通りの展開じゃちょっと つまらないのさ」 どうしてもしがらみにとらわれまくりのオタクに向かって不敵に笑ってかき鳴らして歌い放ってほしい。過去を見たってしょうがない、今の目の前のことを見て、生きるんだっていう宣言。自分に言い聞かせる部分ももしかしたら出るのかもしれないけど、ステージでずっと笑ってた真田を見ると、そういう勘繰りはもうどうでもいいとすら思うのです。それはセトリ最初のワイハでも同じであって、「背負い込みすぎたら捨てていこうぜ 明日は明日の風にまかせ 何が起こるか誰にも分からない 今を生きるだけさLet's go」「駆け抜けたその先に答えがあるのか?La...俺たちは求めない OK, Alright 世界の果てまで呆れるほど君と」という歌詞はスピードにも返ってくる。「夢の中だけの めくるめく世界へ 君を連れて行こう

 


真田×中田裕二/静寂のホリゾン
一度や二度の 悲しみじゃなくて
数えきれない 諦めの日々が
それでも君を君だと歩かせる
僕は決して無意味だと思わない
これは、もう、言葉を尽くすこともないかな。
そう思っているくらい、私の中では真田の歌です。どこかで聞いてもらえれば。

 

 

というわけで!ここまでで一通り終了!あれもこれも出てないじゃん!!!というご意見もあると思うので、そのときはまあ、ご自分のところで存分に書いてください。お疲れあっした!!!あとはおまけ!!!

 


はぎさな×中田裕二/アンビバレンス
アンバランスなふたつを同じ体に
持ち合わせてる君なら
何も怖いものはないだろ
こばまないで見せてよ
邪魔なその手を払って
君みたいな造形の愛を
僕はこの身に飾りたい
表と裏というか光と闇が激しそうなふたりでやってほしい。途中でふたりが向き合って見据えあって歌ったりしてほしいやつ。どっちがどっちとも男役でも女役でもあるような、あるいはもはや男がお互いに思うような様で繰り返してほしい。「君みたいな造形の愛を 僕はこの身に飾りたい」「君みたいな造形の愛に 僕はこの身を捧げたい」「君みたいな造形の愛に 僕はこの身を委ねたい
何かが憑依しているので終わってMCになった途端にぽんこつさなじいと天使の萩ちゃんに戻りオタクは混乱する。

 


野澤さん×椿屋/不時着
昨日以上に 今日より更に
君の深くへ
潜り込みたい
まるで光さえも
届かない程 意識を超えて
抱きしめ合って 何を誓って
解り合う様な
振りじゃ済まない
そんな孤独は僕に分けてくれよ
ちょっと前半つらすぎて抜いてくるのやめた…自分で胸を抉りすぎた…。
相変わらずのんさなという二人が一緒にいてくれることに夢を見ているので、こういう野澤さんが理想である…PVつくりたい。

 

youtu.be

 

 

お疲れあっした!!!

 

 

 

*1:実質半分くらいの時期は3人なんだな…

*2:「ひねくれた男と女子高生、をベースにはしたけど」「この曲の中ではヤられてるんですけど」

*3:「引きこもってネットばっかりやってる子とか、1億総素人ジャーナリスト状態の現在を、ね」「反抗できるのは、世の中のことを何も知らないで、イキがってるからで。誰かが許してくれてるんですよね。甘えてんですよ。でも現実を知れば怖ろしいわけでさ。もう遅えよ、と」「だからそういう痛い目に遭う前に、外に出て、自分とは違う世界があるんだってことを知っておけ、と」