前の記事がほぼ2年近く前。もうしばらく長い文章が書けていなくて書き方を忘れている節もあるしそういうテンションに自分を引き上げられるかも微妙なところはあるのだけれど、今年買ったものをまとめておきたいので縦になる(休日の大半を横になり過ごしているので縦になることさえライフポイントを消費するといった風情)。
とにもかくにも。
MOTHERHOUSEのカバン
Antique Box Totewww.motherhouse.co.jp
こういう感じのぬめっ…とした感じの革が好き。仕事用に使っていたカバンが合皮でもうもろもろになってしまってさすがに…というところで、見た目がきちっとしたカバンがほしかった。元々いいなぁ~、好みだなぁ~と眺めてはいたのだが、店舗があるのが博多なのであまり行くタイミングがなく(*1)、その数少ない機会の中でようやく買う奇貨が回ってきたなぁというところだったのだ。
初めは仕事用だしあまり服の色を選ばなさそうなブラウンやグレーをと考えていたのだが(ネイビーは一回り大きいタイプにしかなかった)、いざ鏡の前で持ってみたらグリーンがとてもかわいくて、というかせっかく買うのにブラウンとかじゃ面白みなくない?!となり(無論かわいいのだが)、でもどうかなぁ~、浮くかなぁ~とうんうん考え込んでしまったところに、店員さんから「グリーンのはパッと選ばれる方も多くて、一目惚れカラーなんて言われるんですよ~」などと言われ。
買った。この直感は嘘ではなかった。
というわけで1年弱。全然へたらないし自立するしポケットもいっぱいあるし(特にサイドにある細いポケットが折りたたみ傘が差せてちょうどいい。一緒に筆箱を入れても余裕がある)、何よりやっぱり色がかわいくて良かったなぁ~と思いながら日々持ち歩いている。近年の気付き、こういう深めの緑が好き。
nichinichiさんのアクセサリー
ヴィンテージのガラスやビーズをつかったアクセサリーをつくっていらっしゃる作家さんのもの。
元々はこの赤いイヤリングがものすごくかっこよくてほしかったんだけどもう再販はされてなくて、でもいつかnichinichiさんのアクセサリーがほしいなぁ~と思い続けていた。個人的に私はイヤリングの材質としてガラスは似合わない・アクリルは似合うという訳の分からないがわりと確固とした自認があって、例えばHARIOのアクセサリーとかもかわいいなぁ~と思うんだけど福岡にららぽーとが出来たときにわーいって見に行ってみたらやっぱ似合わねぇ…というのを確認するだけになった記憶があるなどする。あとビジューというか細やかなスワロフスキーがぎゅっと集まったようなものも、眺めてるとかわいいのに耳元に持っていくとなんか解像度がぼけたようにぐしゃっとなって、ということは要素的にはおそらく似合わないだろうなぁというのが分かっていたにも関わらず、nichinichiさんのアクセサリーがずっと憧れだったのだ。そこまで思っていてなぜ今までに至ったかというとそもそも、オンラインショップが開くタイミングを見逃し続けていたというのが正しい。そのていたらく。
というところでようやく、しかもすごくかわいらしいものを手に入れたのだ。箱を開けたときあまりにきらめいていて思わず動画に撮って見せびらかしたぐらいだ。ちなみに正直言うとこれは概念を含めて選んだところはある。
次にイベントに行くときに着けていきたいなぁ~とは思いつつそれがおそらく来年の3月の話だったので、「nichinichiさんのアクセサリーをおろすんならさぁ!選挙の日しかなくね?!」という勢いで衆議院選挙の時におろした。投票所に行くだけだったんだけど、とても晴れやかだったよ。あとなんか分かんないけど似合ってた!なんでだろう?!うれしい!!!
髪まわりのこと
以前のブログから数年経ち年齢的にはもはや次のステージに上がろうかという段になってなお、美容院とは和解をしていない。相変わらず全くコミュニケーションを見出せないし所在ないしどうしたってめちゃくちゃに嫌いだ。これを読んでいる方の中に万が一美容師さんがいたら申し訳ないのだけれど、ずうっと「AIにとってかわってほしい職業第一位、美容師」などと怨念を振り撒いている。自身を正しく正すためには人の手を入れなければならない、それはあるいは整体であったり運動であったりするんだけれども、一昨年だったかそうやって外に出てみてはやっぱり自分が世間一般的な対人能力がないことに泣き暮れて貝になり、そうして果てはそれは私にとっては払うべきコストではない、と切り捨てることでどうにかこうにか平穏を保っている。
(とはいえ今年一度、ほんとうにヒアリングを売りとしてるんだなぁ~、という初回は3時間くらい見込んでくださいという美容院に行ってさすがに丁寧な対応をしていただいたし髪もとぅるっとぅるになったんだけど、いかんせん予約をLINEで対話にて行なわなければならなかったため2回めにその後行けていない。コミュニケーション能力がなさすぎる。いやほんとはお会計のときにその場ですれば良かったんだけど手帳を持ってってなくて確認して予約入れますね、って言っちゃったせいでそこからこう…ずるりと…今に至り…。こうなると店員さんには体よく次回を断ったなって思われてるだろうな…などと巡らせてしまう。違うんだ、ほんとうにまた来ようと思ったんだ、ただ…ただLINEが苦手すぎるだけで…。いっそ電話を掛けた方がよっぽどいいかもしれない。どうにかしたい。)
でもなんというかそもそもの話として、伸ばしてる最中っていつ美容院に行ったらいいのか分からない。染める・パーマをかけるも今のところ選択肢にないので私には「切る」しかコマンドがないんだけど(*2)、世の人たちはどう美容院と生きているの? 来年の予定の担保としてしばらく伸ばすつもりではいるので、ほんとうに今分からないのだった。何年人間をやっているんだお前は。
まぁしかしとなればとりあえずは一旦自分で手に入るアイテムでどうにかするしかない。そもそも髪については細い、ボリュームがないというコンプレックスがあるためにであるならば尚のこと問題解決の努力をすればいいものを結局体系的な師がおらず結果、目に入れた情報に飛びつきスポット的に手を施しているような状態だ。とはいえ、今年は結構成果が見られた年かもしれない。かなり自力範囲での解決が見込まれている。
①ヘッドスクラブ
めちゃくちゃ!めちゃくちゃシャンプーの泡立ちがよくなる! 私って頭皮の洗い方がダメだったんだな…という自省を得たし、以前あった髪のべたっと感がまるでなくなった。SABONのものを使っていてほんとうに救世主かというくらい崇めてはいたのだが、イスラエルの企業だよな…というのが気になりはじめてしまって*3後継を模索中。今はシェアロユーというのを使い始めたばかりだが、個人的に匂いがあまり得意でなくて風呂なのに安らげぬ…という気持ちで悩んでいる。とはいえ私が紅茶もキンモクセイも苦手という心狭すぎ人間なので、シトラス&ウッディというのは大抵の人は気にならないのだとは思う。これもとても泡立つ。
②石澤研究所 ボタニカルヘッドスパ
これは2年くらいリピートしてるかも。べたつきの解消という意味では上記ヘッドスクラブの方が全然強いんだけど、頭に塗ったくるとじんじんあったかいようなすーすーするような謎の心地よさですごく好き。これはわりと匂いも好き。もう一個のローズの方は試したことない。
③資生堂 ワンダーシールド
美容院をめんどくさくこじらせているかどうかはともかくとして、「髪を乾かすのがめんっっっっどくさい」と思っているのは世の大半の人に共通なのではなかろうか。というところで、このワンダーシールドについてのレビューを見かけた。いわく、「これを使うと速乾作用がある」。なんというか、ツヤが出るとかコーティングして汚れから守りますとかならイメージできるけど、吹きかけることによって…?早く乾くようになる…?というのがピンと来ず、…ほんまか…?と疑いながらも飛び込み頼りの私は結局買った。使ってみた。早く!乾くぞ?!!?!
使い始めた時期ちょうど肩につくぞ~、くらいの長さだったためはねるというか乾かした後左の髪にだけ変に癖がつく、ありていに言えばJの字を描くぐらいの姿になるので困っていたのだけれど、あれは水分が残っているタイミングで利き手ではない方の手櫛が変な動きをしており、そのために変な型をつけていたのだな、と今なら理解できる。ワンダーシールドを使うと、私でもボリュームゾーンとなる襟足も早くにパサッと水分が飛ぶし、乾いた髪に手櫛を入れるから跡もつかない。少しブラシを入れれば毛先があっという間にすとんとまとまる。なんかよく分からんけど、すごい。仕事の時はいつもまとめてハネを誤魔化していた部分もあるのだけれど、髪を下ろしてもなんとなく恰好がつくようになった。これはリピートしていく予定です。
④ドライヤーホルダー
セリアで調達したアイテムだけど、めちゃくちゃ生活に寄与している。生活がままならない人間こと私は洗濯機の上をすぐ物置にしてしまうので、そのことによってそれをどかして行なわなければならない洗濯がまた億劫になり…というほんとうにレベルの低いことをやっているのだが、そうなるとドライヤーの置き場にめちゃくちゃ困っていた。つっかえ棒の導入で他のこまごまとしたものは排除されたのだが、ドライヤーという最後に乗せたらそらそうなるやろという耐荷重の問題により幾度となくつっかえ棒-棚を崩落させており、心が折れかけていたところにこれを見つけた。定位置ができる!なんて素晴らしい! フックを洗面台下の扉に引っ掛けて、邪魔にならない上にちょうど手の位置くらい低いところにあるので戻すのに負担がない。
上記ワンダーシールドに加えて、後は洗面所に折りたたみの椅子と、スマホを壁に立てられるホルダーを導入して、「座ってつべを見ながら乾かせる」状態にすることでドライヤー時間への忌避を軽減することにかなり成功したと言える。だいたいQuizKnockを見ているよ。
あとはまだレンタル2日めでつまり1回しか使っていないんだけれども、ダイソンのエアラップという風の力で自然に髪をコテに巻き付けてくれるヘアアイロンがものすごく便利で感動したので、これはこのままがんばって己のものにするかもしれない(レンタル後差額を払えば買い取れるシステム)。いやこれセット一式がでかすぎて絶対旅行とかに持って行けなさそうだけど。ハレの日にこそ使いたいもんだろヘアアイロン。
これはたぶん新しい上位製品のページ。
ちなみにスポット対処民私、いいように書いてはいるが髪まわりについては使い切れなかったアイテムももろもろある。個人的に合わなかっただけかもしれないので一応列記。なんだか申し訳ないのでリンクは控えます。
・ラブクロム ヘアコーム
髪、べたつきがあるくせにパサつきもある。何様?と思いつつもアホ毛というかなんかぼさっと感に困っていたのでツヤ出し等の効力を持つアイテムを求めていた*4。という中での1つ。あんまり。風呂場で髪が濡れていても使えるというので今はコンディショナーを馴染ませるときとかに使っている。
というか今改めて値段見たけどこれならもう少しがんばってかのメイソンピアソンに手を出してみてもいいのでは?と思わなくもない。いやうそ。
・WELLA ルミナススプレー
・ダイソー 乾きやすいブローブラシ
隙間が空いててアイロンの風が通るので早く乾きます!という文句のブラシ。いやそんなに…?という感触。
・0359
3分台で髪を乾かそう!という文句のドライタオル。それを謳って冠するのが3分59秒なのしゃらくさすぎるな…と思いつつ一旦買ったけど、水泳用とか他に売ってる他のタオルとの違いがあるかというと、という感触。
ところで上記にて「体系的な師がいない」とは書いたのだけど、本としてはこちらが良かったです。
下記の本も総括的でとても良かったんだけど、その分あまり必要としていないヘアカラーとかのページがもったいないな…となったのと文章メインなので、それよりは漫画メインの方が手順とか位置とかがイメージしやすくて前者が良かったなと。絵柄もかわいい〜。今はホワイトボードにシャンプーの手順とか書き写したのを風呂場に貼って復習している。
ドロールバッグ
なんか見出しつけて項目立てるほどか…ともなるけど、かなり助かっているので。まずこのタイプの品物の名前が分からず、「エコバッグ くしゅくしゅ」などでいちいち調べては忘れるなどしていたのだが、ダイソー系列の300円ショップで見つけたので購入、エコバッグとして使用している。
何が良いかというと、「たたまなくて良い」。私にお付き合いいただいている方は私の生活能力の欠如をご存じだとは思うのだけど、折り目正しく、たたんで、なんなら更なるカバーなどに入れてそれをメインの荷物に帯同させるという一連の流れって、ハードルが高い。かといってぐしゃっとつっこむとその無様なさまが己の欠陥を示しているようで悲しくなるしというところで、ドロールバッグはくしゃっ…としていてそれが常態でなおかつそれがかわいくて、中身を出せばまたくしゃっ…と縮んだ状態に戻って、しかもシワにならないのである。めちゃくちゃありがたい。思ったよりも伸びるから帰り道途中の買い物くらいは全然入るので(たぶん牛乳パックでも3,4本ぐらいは入ると思う)、だいぶ助かっています。ありがとうね。
Loop イヤープラグ
下四半期滑り込みアイテム。私が買ったのは1.5かな?色はローズゴールドで耳の中に入れてると馴染みつつもなんかお洒落でちょっとテンションが上がる。
つまりは耳栓なんだけど、ノイズキャンセリング、ではなくてリダクション、というていになるらしく、ライブだったり音量が大きいところなどで耳を守るためのもの。初めは母が音の大きい環境で働き始めたので(無論ライブハウスではないが)耳を傷めそう…という話で探して見つけたもので、とはいえそうなると一般的な会話ってできるの?とか音に気付かなかったせいで危険な目に遭わせない?とかいきなり渡すには不安になってとりあえず一旦自分で試してから渡そう…と思っていたら、自分の方がかなり快適になってしまったのだった。
私自身はどちらかと言えばかなり静かな環境にいるのだけれど、その分というか声や音を拾いすぎていたしそもそも苦手だったんだな…ということに、Loopを着けはじめてから初めて気が付いた。いや思い返したら紙ゴミをぐしゃ!って握りつぶしてから捨てる人がいて、それめっちゃびくってして苦手だったじゃん…とか、あるんだけども。人は自分が何に困っているのか知らないまま生きすぎている。
よくよく見ると、レビューの中にもそちらの方面で使用している方もそこそこおられる。実質的な機能というものに加えて「私は私の心を守ろうとしているんだな…」というお守り的な効果がすごく大きくて、それから仕事のときは毎日着けていっている。さすがに電話の声が遠かったりすると厳しいのだけど、今のところ対話についてはほぼ支障はないと思う(もしかしたら周囲から「こいつ反応が悪いな…」と思われていないかは分からんけども)。いやなんか複合機のピッ!っていうタッチ音は異様に相性悪いな。あと耳を塞いでいるため当然というか自分の声等は籠もるので特に食事中はちょっと微妙なのと(飲食店という騒がしい空間では着けておいた方が有用なのだけど)、あとすごい首の音がする。頸動脈というのかどっどっどっどっという首筋の響きがちょっと緊張をもたらすこともあるし、何より首のコリによる軋み音がすごくて、スーパーマリオワールドでお城とかお化け屋敷に入る時の扉の音が己の首からする。それは別口でどうにかした方がいいのでは???
Experience 2www.loopearplugs.jp
さてさて、概ね2024年のトピック的購買はこのぐらい。
どの記事で書いたか忘れてしまったが、今抱えている野望2つの終着を暫定来年に据えているので、そのメンタルになれるようどうにか、日々の歯車を噛み合わせていきたい。
来年もまた、こうして記事が書けますように。
*1:他県民には伝わりづらいが天神/博多はひいては西鉄/JRの別であって、その生活圏は意図的に組まなければ被らない。これは私が10神ACTORのオタクをやっていた頃などから度々述べていることであり、かのグループのメンバーを福岡・北九州・筑豊・筑後の地域で見たとき「スカウトが行なわれていたのが天神であるがゆえに」筑豊メンツがいなかった(JRで回り込まなければまず博多に着かない)、という仮の論説を立てていた(北九州もJR圏だが、当該メンツは2名とも当時福岡市内在住)。つまりは私が西鉄の民なので、博多とは他県から思われる以上に、縁遠い。
*2:ファッションとしてではなく、白髪が目立ち始めたのはもうそろそろ考えないといけない
*3:ふとHPのアバウトを見返してみたら、冒頭の文にたぶん前あった「イスラエルの地に」的な部分が削除されていた。別にスクショを撮っている訳ではないので正確に言及することはできないのだけれど、固有名詞がないのに次の文には「この地には」が残っており呼応が一致していないので、やっぱここって書いてあったよね?とは思いつつ眺めている
*4:ちなみにヘッドスクラブによって救われる前だったので、かなり焦燥感があった