一度や二度の悲しみじゃなくて

だいたい野澤と真田の話をしています

once and for all ー 風 is a Doll?OPに見る提示

どうも。僕です。
パリマニもともかくMaybeの沼も深くて真田担はそこから未だに抜け出せない。あとはやっぱり、Oh Yeah!で手ぇ振っちゃうしLucky ManのラップとC&Rとか準備しちゃうし例えばの話ー旋律奏でてーってがなるよね。
どうも。僕です。


せっかく英語でものを書く練習をちょっと始めたところなので、OPのナレーションでどんな表現が使われているのかの書き起こしとそこから少し思ったことを、と思ってたら意外に長くなった。あと結論が湿った。
しかし日本語には全部句点がついてるのに、英文は「怪盗団を結成した」以下で初めてピリオドがついてるのは意図的なのかなぁ。
まずは書き起こしから。



In a place nobody would never know
誰も知らないような場所に

there is a place where the dolls lived silently
人形たちがひっそりと暮らす場所がある

Used around like a marionette
彼らは好きなように操り人形にされたあげく

Thrown out being called a 'junk'
ガラクタと呼ばれてその場所に捨てられた。

[One day I will become a human being]
「いつか人間になる」

That was their dream
それが彼らの夢だ。

But in order to do so
ただ、そのためには

They thought that a human soul was necessary
人間の心が必要だと彼らは思った。

How can they get the soul
どうすれば心が手に入るのか

After a thought, they decided to steal the soul
考えた彼らは盗み出すことに決める。

And so they formed a 8 men group of robbers.
8人で一つの怪盗団を結成した。

Which was,
それが、


[風 is a Doll?]


They are active during the night when the world goes go sleep.
彼らは人目につかない夜に活動を始める。

Just maybe
もしかしたら

your soul might be stolen.
あなたの心も盗まれてしまうかもしれない。

...hmm
…ん?

tonight is the night before the night of action.
今日は作戦実行の前夜…

Seems like an assembly is about to happen.
決起集会が行われるようだ。

It's going to be big.
今夜は盛大に暴れることだろう。

Feel their beat.
彼らの鼓動を感じてくれ。

And go wild once and for all.
そして、盛大に暴れてくれ。

The word is...
合言葉は…




でここから言いたいところだけ。

In a place nobody would never know
there is a place where the dolls lived silently
誰も知らないような場所に人形たちがひっそりと暮らす場所がある

どこまで意図的なのかが分からないのであれだけど、現在形isと過去形livedが混じった文。
無理にでも考えようとすればlivedが過去形なのは今からの「8人/8体」はそこを出て暴れるからっていうのと、それでもその「人形が打ち捨てられる場所」は変わらず在り続けるっていう意味にもとれるのかもしれない。

楽曲大賞のコメントで「風 is a Doll?」というのは風刺でつけられたのだというものがあった*1。要は反語だ。
場所は、とりまく環境は変わらなかろうと俺はそれを飛び越えてでも在ってやるっていうことも言えるのかな、などと。

Used around like a marionette
Thrown out being called a 'junk'
彼らは好きなように操り人形にされたあげくガラクタと呼ばれてその場所に捨てられた。

風刺だとしたらだいぶんきっついねふまたん?!!?! ただのdoll=愛玩対象と言うだけではなく操り人形と言う重たさ。

[One day I will become a human being]
That was their dream
「いつか人間になる」
それが彼らの夢だ。

単複の明記が必要なのが日本語にはない仕組みで面白いよねぇ
人間になりたいと言うのは「We」ではなく「I」なのだけど、「their dream」彼らの(複数)夢(単数)という表現には、異口同音的な、あるいは蜘蛛の糸的に、望みは1つみたいな意味合いがあるのかもしれない。

And so they formed a 8 men group of robbers.
Which was,
[風 is a Doll?]
8人で一つの怪盗団を結成した。それが、[風 is a Doll?]

ここからがなぜか英文にもピリオドがついてるよのターン。最初の過去形/現在形の話とつなげると、覚悟をして「動いた」人形とそうでない人形との決別、区別なのかもしれない。
明確に意志を持って、分かたれた現実(今から心盗むっていうのに意志を持ってというのもおかしいけども)。

あとは、今まで"a human being"とか"a human soul"っていう表現は出てきてて、ここでも"a 8 men group of robbers"というものが続くんだけど、これを「8人で一つの怪盗団」と訳すのは肝だと思うんですよ。「8人で怪盗団を結成した」でも日本語はいいところを「一つの」と冠したというのは、例えこれが風磨を除くメンツの、一夏のと言わずJr.という刹那的な時間の、その流動的なくくりの一部でしかないとしても、この場ではこの8人が「一つ」だったという表明にもとれるのではないか。
そう思うと、それをパッケージとして残してくれたことは余計に、オタクにとっても本人たちにとっても縋になってくれそうな気がする。

Feel their beat.
And go wild once and for all.
The word is...
彼らの鼓動を感じてくれ。そして、盛大に暴れてくれ。合言葉は…

Party up!

ってことで本編が始まるわけですが。


once and for allというのは、調べてみると「きっぱりと」とも訳せてまぁ盛大にに係るのかもしれませんが、それより前に書いてあったのは


「これっきり」


そういう意味でした。

一度、それで全部だ。
確かに語義的にもその訳は納得がいくものです。



風磨は、後の雑誌でこんな風に言葉を残してくれています。

俺はSexyZoneだからJr.と共演するチャンスはあるけど、みんながそれぞれデビューしたら、同じステージにはなかなか立てなくなるわけじゃん。もちろん、誰よりもみんなのデビューを望んでるのに、この8人で同じステージに立つのはこれが最後なのかもしれないって思ったら、さみしいって感じてる自分もいてさ…。*2


『Once and for all.』

楽しくてずっとそこにいたくて何度でも繰り返したくても、どこかへ、前に行かなくてはいけない。
それぞれが、それぞれの場所に。
やっぱりどこまでが意図的なのかは分からないけれど、この箱が一夏のものであることは、当たり前だけれど初めから提示されていたわけです。


私自身、真田がどこにいてほしいのか、誰と一緒にいれば幸せなのかだんだん分からなくなってきている部分はありますが、それでも、その夏確かに、「一つの」仲間ができたことを、うれしく思います。
ふまたん、ありがとうね。


それではまた、パリマニの亡霊に戻ります。


*1:「風 is a doll?というタイトルは、誰が人形だ(人形扱いするな)というアイドルのイメージに反発する風刺もこめた、人間の心を奪う人形の盗賊団(Jr.も含む)の名前という設定。」コメントの半ば辺りにありました。
http://j-m-a.info/award2015/live/12#181
勝手に引用させていただいているので、万が一ご本人さまが目に入れて引用を望まれないようでしたら削除します。

*2:Myojo特別編集『MyojoLIVE!』


長々とこんな書いてますが、現場には入っておらず完全なるDVD出です…

キイロとピンクとグレー

おととい、読みさしだった小説版『ピンクとグレー』を読み直し、それから昨日映画版『ピンクとグレー』を観に行ってきた。例の“62分後”から後については多くの方がそれぞれに感想を書かれているのでそちらに任せるとして、この場ではひとまず62分描かれた劇中劇『ピンクとグレー』に焦点を当てて感じたことを書いてみたいと思う。


「ごっちが特別」だったことが描かれていた小説版に対して、映画版は「りばちゃんが凡人」ということに視点が注がれていたように思う。凡人というのも違う。映画版のりばちゃんは明確に、「クズ」と言って差し支えのない人間だと思う。
なんといっても菅田りばがサリーを襲うところ。あれはない…。あの1シーンひとつで、りばちゃんの人間性の根底がクズのまま固定されてしまった。

というのはまぁ憤り*1として置いておいて。
そうして「ごっちが純度が高い人間で、だからこそ自分との解離に焦ったり一方で守りたいような存在として書かれていた」小説版と比べて「姉を自ら抱えていた面なりカリスマ性はあるにせよ、そういったごっちに対して、あるいは世間一般に対して、大きな口ばかりでプライドも劣等感も大きくて」っていう映画版のりばちゃんを見ながら私が思い出したのは嵐がかつて主演した『黄色い涙』だった。


黄色い涙』は本当に大好きで、公開当時東京にいた私はグローブ座で3回、それから11年に恵比寿ガーデンプレイスで再度上映された際に1回と劇場で見たのだけれど、なんというのか、劇中客席が笑うタイミングというのが同じだな、と感じたのだ。要は、「痛々しいほどに世間から置いていかれている瞬間」を、世間は笑う。

私は栄介さん(ニノ。漫画家としてきちんと労働している)の部屋にダメ人間3人(章一くん/相葉ちゃん。歌手志望、圭くん/大野さん。画家志望、向井竜三/翔さん。小説家志望)がたむろして、っていう酒盛りの場面で*2、酔っぱらった章一くんが泣きながら「やるよ…?ちゃんとやるよう…」っていうところで笑いが起きるのが本当に解せなかった。それは私も努力ができない人間の側だからなのかもしれないけど、突き抜けた努力ができないことを笑われるっていうのが嫌で、言うたらあれだけど、えっみんなそんなSHOCKコウイチの側にいるの?章一くんはそんな笑われる側なの?みたいな。あとね!あとほんと終盤の章一くんがのど自慢に出ててカーン!って鐘が鳴るところで笑いが起きるのもほんと解せないの!あそこ泣くところじゃないの?!!?!ねぇ?!!?!



という個人的感覚はともあれ。それと同じことが出てきたのが、売れてきたゆとごっちと菅田りばが初めて絡みのシーンをできることになり(原作ではそれはごっちの意図や配慮で用意されたものだと明言されている)、現場でりばちゃんがごっちにいつもの調子で挨拶をしようとするも無視され、「おはようございまーす…」と小さく呟いたところだ。確かに劇場は笑っていた。
大人の、社会人としての対応を問えば、確かにりばちゃんの気楽すぎる呼び掛けは場に沿うものではなかったろうが、そこからの撮影シーンはどんどんどんどん、ごっちとりばちゃんの距離を明確にしていく。
端正な裕翔くんの顔も相俟って、そこに「白木蓮吾」として現場を背負い立つ姿の正しさは、力は圧倒的で、自分の力のなさを、小ささを痛感したりばちゃんの目には、堪えきれない涙がたまってゆく。台詞も喉につっかえる。言えない。ここの泣きの演技がアドリブだと知ってものすごく驚いたのだけど(本当に、全編通して菅田将暉の演技はものすごい技量だった)、前述のサリー事件も一旦置いて、これはあんまりにもりばちゃんの、「自分の存在価値の喪失」とまで言える悲しみや悲痛さに同情的になった。
そこから挟まれる再びクズのターン(サリーんちに行ってまた襲いかけたり、数年経って養われてるような辺り)はもう言い募るのもあれだから再度置いとくとして、(劇中劇の)最後、首を吊った白木蓮吾の、ごっちの足元に縋りつくシーンは圧巻だった。その膝下、立派な靴を履いたままの足元を閉じ、二本の足を手にその間に縋る様は、その足を使ってりばちゃんもまた首を吊っているようにも見えた。だから、映画版『ピンクとグレー』、その“ピンク”の間の出来事は、りばちゃんをあまりにクズとして描いたことはともかくとして、終わり方としてはよくできていたのだと思うのだ。




監督が「映画にするにあたっては、男と女じゃ越えられないような、つき合っていた女たちですら嫉妬するような2人の関係を描くか、あるいはそこにもたどりつかない少年の解り合えなかった想い、死を分かっている人間と分かっていない人間の話にするか、どちらか。で、後者だったんだよね。」と語っている以上*3、そこから更に本来のりばちゃん=中島裕翔を更に本来のごっち=柳楽優弥から突き放す必要があった。死んだごっちを姉と絡めることで更に異質な存在に高め、りばちゃんは世俗のできごとと絡めることで自身の卑俗さを種々露にさせた。


これは紛れもなく、りばちゃん=中島裕翔主演の物語であり、これはあくまで加藤シゲアキの『ピンクとグレー』を原案とする二次創作だ。こういった意見は他にも散見されるものと思う。


ただ、あの劇中劇を1本の作品として膨らませたとき、そこに見えるのはやるせない黄色なのではないかと、私は思っているのだ。*4



*1:小説が改変されていることに対してではなくて、男が急に女を襲う描写が差し込まれることなり、その後も女側がわだかまりなさそうに描写されていることなりに対して

*2:潤くんは本当に全うに働いているお米屋の祐二くんです。ほんとに、ほんとにかわいかった…
ノノ*`∀´ルしょういっつぁん、またしょういっつぁんの曲、聞かせてけらや。オラ、章一めろでーのファンですから
おにぎりつくってきちゃう祐二くん…生活に困ってるみんなにお米あげちゃう祐二くん…しかし最終的に、章一さんと付き合ってた時江ちゃん(香椎由宇)と結婚して農家やってるラストシーン。すごい。

*3:劇場パンフレット

*4:あとは、小説ほどさほど「渋谷っぽさ」を感じなかったのも、『黄色い涙』を想起した一因かもしれない。幼少期の団地が横浜から埼玉になっていたこと、どうも中学受験をしたような描写がなく高校生活が非常にふつうの公立高のそれのように見受けられたこと、2人のルームシェア先、あるいはサリーと住む場所の沿線の描写。どれもが比較的「郊外」を思わせるもので、だからこそ小説のりばちゃん以上に「同じところにいたのに」という感覚がそもそも映画版では失われていたように思う。

カウントダウンを繰り返して(前記事「before "Ignition"」日本語版)

というわけで、いよいよ英語部さん企画の本番に参加させていただくことにしました。と言って書いたのが前記事です。以下日本語の原本を置いておきます。
こないだよりも英語ができてない感覚があって、なんでかっていうと句動詞がうまく使えてなかったり語順があんまり腑に落ちてないからです。(そもそも日本語が不自由だと言ってはいけない)
まぁそれでもとりあえず。




ーーーー


カウントダウンという題目に臨むに当たって、まずは辞書をひくところから始めてみた。
ダウン、という語にはやはり下がる、後退するというようなイメージがあるので一度「8、2、1」*1をテーマにしようかとも思ったが、そもそものカウントダウンの項を引いて気が付いた。

countdown [ロケット発射の時などの]秒読み

そう。
カウントダウンとは点火を直前にしての行為なのだ。

暗闇の中飛び出す瞬間を見据える。
震えるとすればそれはおそれではなく武者震いだ。*2
そうして、一瞬で目の前の視界を塗り替えると、そう体現して。



一瞬で世界が一変するようなことなどというのは、現実にはそうそう起こらないだろう。二十歳になれば、三十になれば大人になると思っていた私たちが結局何も変わらないのと同じように。


結局カウントダウン、そうしてそののちの世界を変えるというのは、そのひとりの覚悟によるものなのではないか。


そうして彼らは、幾度もそれを繰り返す。1つのステージごとに、1つのパフォーマンスごとに、一度の帰路ごとに。俺はこうしてやる、俺はこうなってやると決意を掲げ、その毎日を繰り返す。

それを自分に課し、実行し、その姿を見せてくれるから、彼らは尊いのだ。




真田の話をしよう。

「2016年も良いことだらけの年にしたいと思います」

他の方も話に上げていたが、ここで「も」とつけているということは、今年1年は良いことにあふれていた、という気持ちがあると思ってよいのだと思う。そう思ってくれることが、うれしいと思う。


突然のジャニーズワールド投入に始まりDREAM BOYSへの出演もあり、ここ数年になく板の上に立つ時間が多くとれたことも一因かもしれない。
また今年はガムシャラサマーステーションへの中盤からのMC参加、菊地風磨のソロコンサート“風 is a doll?”のメンバーとしての登場もあり、こちらもやはり「他のジャニーズJr.との関わりを多く持った」ということで、これまでと違う変化を感じたのかもしれない。


ただしここで私が特別に言っておきたいのはやはり、他のJr.が成し遂げたわけではないものーー主演舞台の経験ということだ。


私は結局真田を唯一だと思っているから、ものの言い方が偏重していてもそういうものだと思ってほしい。彼が主演舞台を成し遂げ一定の評価を得たことは事実だ。


直近の女性誌で真田はこう話している。

主演舞台「TABU」をやらせていただけたことが大きかったです。素晴らしい役者さんとご一緒させていただき、外の世界で揉まれることの大切さを学ばせていただけたおかげで、役者としても人としてもひとつ抜けられたかなって感じます。*3


日を数え秒を数え明けた2016年に、真田がどこに向かっていくかはまだわからない。

より役者専業に近付いていくのか、とうとう、名前がついてしまうのか。あるいはこのままか。おそらく本人も預かり知ることはできない環境もあるだろう。


ただ。どういった道になったとしても、彼のいく先を応援していたいとは思っている。彼の繰り返すカウントダウンに、彼の繰り返す覚悟に、何度でも付き合って。
そういう2016年にできたら、幸せだと思う。






英語版にも載せておりますが再度。こちらの企画に参加させていただきました。

*1:みすの、ぬんぼ、今の話

*2:「怖いのか」「いいや。武者震いさ」っていうこの流れは昔漫画で読んだ覚えがあって、私の遍歴からいって和田慎二だとは思うんだけど詳細が思い出せない

*3:女性セブン15年12月24日号

before "Ignition"



First, for this theme "Count Down", I look up the word in the dictionary.

I think that the word "down" means "lower" or "decrease" vaguely, so at first I started to put my thoughts about "8, 2, 1" *1 in the shape.

But I found the essence of "countdown".

countdown [countable noun]
; such as a spacecraft being launched, when someone counts backwards until the event happens *2


I found.
Countdown is the act directly before ignition.



In the dark he looks the moment he breaks out the silence in the eyes.
He trembles not for fear but with excitement.
Then, he does his intention he changes our world.




In fact, it doesn't happen so often that the world changes momentarily.
Like us, we don't change much even if we reach at age 20 or 30.


Eventually, maybe we can think countdown and change are born of his determination, can't we?



Then they repeat it again, again and again.
Each stage, each performance, each his way home.

He decides to do, decides to be, and he goes repeatedly.


They give them determination, do and show his act, so they are precious.




Start for Sanada.

I want to have a year full of good things in 2016, too.*3

Like the others also mention, we may think he had a good time this year because there is the word "too".
I'm glad if he thinks so.


This year began with "Johnny's World" suddenly, and he appeared on the stage "DREAM BOYS", so he had much time on the stage than before.
That may be one of reason he thinks he had a good time.


And he appeared on "GAMUSHARA summer station" as MC and Fuma Kikuchi's solo concert "風 is a doll?". (*「風」is the character of "Fu" in his name and has a same pronunciation with "who".).
It may make Sanada have feeling of change.



However, I treat him especially because there is a special event the other Jr. don't have ーー he stared in the stage.



Even if you feel my state is partial, I am I.
I think Sanada is my only earnest, you should let me alone.

It is fact that he achieved his starring stage and got a evaluation. *4*5



In recent magazine, Sanada talked like this.

It was important that I stared "TABU" thankfully.
I worked with great actors and I learned the importance of the hardness in the outside.
Thanks to this, I feel I can improve myself as an actor and as one person.



After we count down every day and second, we welcome the new year, but we can't know where he goes yet.

He specializes on act?
At last, he is given their name?
Or he spends the same time as this year?
Well, maybe there are surroundings even he can't grasp.



Still, I hope to follow him wherever he goes.
With his repeated countdowns, his repeated determination, I go.
I think it is happy if I go like that in 2016.

let him go補足

もうちょっと、原本と英文を比べながらでやりたかったことや思ったことの補足を。
ちなみに和英、英和ともに三省堂のTHE GRAND CENTURYを使用しています。手持ちは02年の第8刷と01年の第4刷。


I just hope I let him go

最初はjust入れてなかったんだけど、最後の段と合わせる意味と、あとこの方が拍が良くなるなと思って。


On November 24, 2015, one of the idol announced his intention to resign.
15年11月24日。ひとりのアイドルが辞意を表明した。

そもそも日付を書き出すところから辞書引いた。なんたる。


Various opinions overflowed twitter.
ツイッター上にはいろいろな意見があふれかえった。

overflow。イメージが分かりやすくて気に入った。


They should not be called 'opinions', but bare 'emotion'.
それらは意見と呼ぶべきものではなくて、さらした感情、そのものが露になったものだろうと思う。


I'm not in the infield for him, so I refrain from mention. (First, I may not have the right to mention at all.)
彼自身のことについては私は語れるほど内野の人間ではないのでそれ以上の言及は控えておく(そういったことを言えば誰に対したって「口出しの権利を誰が認可するのか」という話にはなるけれど)。

内野という言い方は(`^3^´)外野の言葉はシカトする!ハッハー!から来ている。言わずもがなか。しかし前置詞が全然分からん。


However, I took it up because it reminds me of the words that Sanada, my earnest talent, said before.
私がこの話を持ってきたのは、そのときに自担のこの言葉を思い出したからだ。

ここに来て「担当」、という言葉をいかに訳すかが肝だな、と強く感じた。単純に訳すだけで終わればそこでこの記事は一瞥一笑のもので終わるなというくらいに。
結局、切実な気持ちを抱えていることからearnestを引き、単にpersonとかmanとかboyじゃダメだな、私は真田の天賦の努力する才が好きなんだな、と思って、talentを持ってきた。現状、この訳は結構気に入っている。
今回の英語部さんの企画の中で他の方が「担当」をどう訳すのか、とても楽しみである。


"I think the person who can sacrifice himself is hero."
「今オレが思うヒーローの定義は自己犠牲ができる人。」

himselfというここで性別を指定しないといけないのも英語だよね。いや他に言い方があるかもしれないけど。


Sacrifice himself. It's a serious word.
自己犠牲。非常に重たい言葉だ。

マジそれな


His talk continued;
"We are not a little showered with thoughtless remarks. But I think I can overcome them if I keep confidence for efforts and selfrespect that I will surely be an attractive person."
Therefore we may think a hero and an idol are nearly same.
その後の言葉がこの通り続く以上、ここで言うヒーローとは、アイドルと同義だと言って差し支えないだろう。
「この活動をやってると心無い言葉を言われることも少なからずあるけど、でもここまで頑張ってきたことへの自信や最終的に大勢の人を魅了する人間になるんだって自分にプライドを持っていれば、乗り越えられると思うんだ。」

本人の言葉を訳するっていうのも面白いけど大変だね!しかし副詞を入れる位置も分から(二度目)


If an idol is one of jobs, there may be responsibility.
Like a doctor, like a law.
アイドルも一つの職業なのであれば、そこには顧客の需要を満たす義務もあるのだろう。医者が患者を救うように、法が犯罪者を裁くように。


But I wonder how much sacrifice we may demand from an idol, an individual.
だけれど。それは果たして、アイドルという人間である彼に、どこまでの「犠牲」を要求してもよいものなのだろう。

「という」という表現でつまずく。
あとsacrificeは可算としても不可算としても載っていたので、好みの問題で不可算として扱っている。


In short, who "forgives" him? What must he be "forgived" at all? What is he for?
つまりは、「誰が何を許すのか」ということであり、「アイドルは誰のためにあるのか」ということだ。


As for Sanada, I have had such a worry.
真田の発言でいうと、この以前からそうした懸念は持っていたのだ。


"Do you have a dream, don't you? I have.
The first is that I make my debut on CD. I think I must do so for my fan, too."
「今は夢持ってるだろ。オレはあるぜ?いちばんはやっぱりCDデビューだよ。これはね、応援してくれてるファンのためにもしなきゃいけないと思ってる。」

本記事内では、冒頭を野澤さんに宛てていることが分かるように言葉を足している。


The word "too" is hope. He says that his aim of debut is also for his fan.
「も」とついているのが救いか。デビューを目標とするのはファンのためにという言葉を出している。


Like this, he said the words for us, the others, several times.
こうして相手のことを口に出すことは他にもあった。

相手というのを訳すのにうまくいかなくてusと強調のためにthe others(あくまで他人)というのを並べて置いたのだけど、今見れば自己犠牲との対比としてうまく働いているのかもしれない。


I hope you are all fine.
「みんなが元気でいてくれますように」

I hope you all have good things.
「みんなにいい事がありますように!」

I hope I can give you energy! I work hard!
「今年もみんなに元気をあげれるように!がんばる!」

だからallの位置が(以下略)
あとがんばるの訳がwork hardになってしまったのはなかなか刺さっている。


There were the words for us in all of his New Year's messages in 2014.
彼の新年のメッセージのすべてに、私たちのことが
書かれていた。


He gives sacrifice, devotion or duty. Our demands are moderate or excessive. They may depend on our conscious.
Our thinking may be waste.
「犠牲」も「献身」も「当然の責務」も、要求の適度さも過度さも、意識ひとつの違いでしかないかもしれない。
ここで勝手に憂えていることも、本人はうっきうきやっているのかもしれないし、もしくは楽しい気持ちばかりでやっていそうに見えるその裏で、苦悩していることもあるのかもしれない。
結局考えるだけ無駄なのかもしれない。

中段はもう諦めてすっぱりと切っている。


About "Forgiveness", I want to mention the following.
許す、というと、彼のこの言葉選びも一緒に残しておきたい。


Sanada: There were many Johnny's Jr. members in my dream. Then we were told suddenly that our debut was decided.
真田:オレらをふくめたJr.がけっこうたくさんいるんだ。で、「お前たちのデビューが決定した!」っていきなり言われるの

Nozawa: Ah, about your dream. I heard.
野澤:あ~、その夢か!聞いたわ

Sanada: That's right. But I have things I don't tell you yet.
真田:そーなんだけど、まだ言ってないこともあるんだよ

Nozawa:...What?
野澤:…へっ?

Sanada: I was glad to hear that. But, including us, the members of "Baka-Leya" and the pairs as symmetry are all separated. Then two groups were made.
真田:デビューの話はうれしかったんだけど、オレらをふくめ、あの"バカレア"のメンバーも、いままでシンメで組んでたヤツらも、全部解体されて2組グループが作られたの

引用冒頭と合わせて、ここで受動態を使えたのがいかにもという感じでものすごく満足している。
あっしくったseparatedの前現在形のままやがな


Nozawa: Uh-huh.
野澤:うんうん

こっ…ここの野澤の相槌が好きで…私はどれだけ咽び泣いたら…


Sanada: But only one of them could make a debut... (Sanada glanced at Nozawa.)
真田:でも、結局1組しかデビューできなかった…っていう(と、野澤をチラ見)


Nozawa: I was in the group that couldn't make a debut, wasn't I?(Smiled bitterly) But this is the dream, so it's hard to complain. I excuse you because you don't look pleased!
野澤:ダメだったほうにオレがいるんだな?(苦笑)でも、夢なだけに『なんだとー!?』とも言いにくい。それで喜んでるわけじゃなさそうだから許す!

ほんとに、本当に、「許す」ってすごい言葉じゃないですか。ここで真田が見せた弱さ自体を受け入れてるんですよ。許してるんですよ。こんな男尊すぎやしませんか。真田の傍らに野澤がいてくれたことが、尊すぎやしませんか…(咽び)


Unfortunately, when our personal feelings can't forgive someone - unfortunately, him - , even so, will he forgive his way?
Please, I just hope everyone is happy. Needless to say, you are.
もし私たちの私情が彼を許せないと思ってしまうような時が来たとき、それでも彼は彼の選択を笑って許してくれるのだろうか。
ただ。どうか、みんなが幸せであるようにと。それは、あなたも。

だからまぁ、ここで言う「彼」っていうのは彼のことだし、ここで言う「あなた」っていうのも、そう、奴のことなんです。

あなたが自由でありますように(前記事「I just hope I let him go」日本語版)

昨日、突然全英文の記事「I just hope I let him go」を上げた。別に英語話者のオタ友ができたわけでも、野澤真田のことを学会で発表する機会に恵まれたわけでもない。というかそんな状況にこの英語力で挑んでたらやばい。

今回こんなことをしてみたのは、ゆりかさんの「ジャニヲタ文芸部×英語部コラボ企画」に参加させていただくためだ。

ゆりかさんは、「ジャニヲタ英語部」主催を始め「ジャニヲタ合唱部」などにも携わっていらっしゃる非常に精力的な方で、私がゆりかさんのトラジャ記事をツイッターで呟いたのがきっかけで親しくさせていただいている(と私は思っています…よ…!)*1


まぁコラボ企画の詳細は上記の引用に任せるとして、
企画では題目も決まっているのでそもそもそこに合う記事から考えなければならないけども、いきなりそこに乗り込むのも結構無謀や…!ということで、まずは練習をしてみることにしたのだ。
結論、すごく面白かった。
シニフィアン(ざっくり言えば音とか文字)とシニフィエ(ざっくり言えばそのものや概念)の結び付きが恣意的である以上、ある語を別の言語に直そうとすればまたその語がその言語の中で結び付く範囲を確認しなければならない。例えば今回の記事では「許す」という言葉をキーワードにしたかったのだけど、これを英語にしようとして和英辞書を引くと出るわ出るわ複数の語彙。それらの中から自分が意図したい意味に合うのはどれなのかを確認するために、今度は英和辞書で引き直して例文を辿る。そういった作業を繰り返して、ひとつの語に含まれた意味を掘り下げて気付いてゆく流れが、すごく楽しかった。


と前置きは一旦この辺りにしておいて、昨日の記事の元の日本語原稿を載せておきたいと思う。
英語だと読みづらいのもあるだろうし、あとはそもそも私の英文が間違っている可能性が大なので、こういうこと言って(るつもりだっ)たんだよ!というのがお見せできればと思ってですね。はい。

というわけで、ここからが原本です。



ーーーー

15年11月24日。ひとりのアイドルが辞意を表明した。
ツイッター上にはいろいろな意見があふれかえった。それらは意見と呼ぶべきものではなくて、さらした感情、そのものが露になったものだろうと思う。

彼自身のことについては私は語れるほど内野の人間ではないのでそれ以上の言及は控えておく(そういったことを言えば誰に対したって「口出しの権利を誰が認可するのか」という話にはなるけれど)。
私がこの話を持ってきたのは、そのときに自担のこの言葉を思い出したからだ。

今オレが思うヒーローの定義は自己犠牲ができる人。*2


自己犠牲。非常に重たい言葉だ。
その後の言葉がこの通り続く以上、ここで言うヒーローとは、アイドルと同義だと言って差し支えないだろう。

この活動をやってると心無い言葉を言われることも少なからずあるけど、でもここまで頑張ってきたことへの自信や最終的に大勢の人を魅了する人間になるんだって自分にプライドを持っていれば、乗り越えられると思うんだ。


アイドルも一つの職業なのであれば、そこには顧客の需要を満たす義務もあるのだろう。医者が患者を救うように、法が犯罪者を裁くように。

だけれど。それは果たして、アイドルという人間である彼に、どこまでの「犠牲」を要求してもよいものなのだろう。

つまりは、「誰が何を許すのか」ということであり、「アイドルは誰のためにあるのか」ということだ。


真田の発言でいうと、この以前からそうした懸念は持っていたのだ。

今は夢持ってるだろ。オレはあるぜ?いちばんはやっぱりCDデビューだよ。これはね、応援してくれてるファンのためにもしなきゃいけないと思ってる。*3

「も」とついているのが救いか。デビューを目標とするのはファンのためにという言葉を出している。

こうして相手のことを口に出すことは他にもあった。

「みんなが元気でいてくれますように」

「みんなにいい事がありますように!」

「今年もみんなに元気をあげれるように!がんばる!」

彼の新年のメッセージのすべてに、私たちのことが書かれていた。*4*5


「犠牲」も「献身」も「当然の責務」も、要求の適度さも過度さも、意識ひとつの違いでしかないかもしれない。
ここで勝手に憂えていることも、本人はうっきうきやっているのかもしれないし、もしくは楽しい気持ちばかりでやっていそうに見えるその裏で、苦悩していることもあるのかもしれない。
結局考えるだけ無駄なのかもしれない。


許す、というと、彼のこの言葉選びも一緒に残しておきたい。

真田:オレらをふくめたJr.がけっこうたくさんいるんだ。で、「お前たちのデビューが決定した!」っていきなり言われるの
野澤:あ~、その夢か!聞いたわ
真田:そーなんだけど、まだ言ってないこともあるんだよ
野澤:…へっ?
真田:デビューの話はうれしかったんだけど、オレらをふくめ、あの"バカレア"のメンバーも、いままでシンメで組んでたヤツらも、全部解体されて2組グループが作られたの
野澤:うんうん
真田:でも、結局1組しかデビューできなかった…っていう(と、野澤をチラ見)
野澤:ダメだったほうにオレがいるんだな?(苦笑)でも、夢なだけに『なんだとー!?』とも言いにくい。それで喜んでるわけじゃなさそうだから許す!*6

もし私たちの私情が彼を許せないと思ってしまうような時が来たとき、それでも彼は彼の選択を笑って許してくれるのだろうか。
ただ。どうか、みんなが幸せであるようにと。それは、あなたも。

*1:ゆりかさんは松本幸大くん担さんです

*2:P1506

*3:D1302

*4:上から順にW誌、D誌、P誌。いずれも1401

*5:ところでずっと真田のやつばっかり見すぎていて今気付いたのだけど、P誌の野澤さんメッセージには「I hope you will have a great year」と書いてあった。なぜ…!なぜお前もがんばった英語…!

*6:D1302

I just hope I let him go


On November 24, 2015, one of the idol announced his intention to resign.
Various opinions overflowed twitter. They should not be called 'opinions', but bare 'emotion'.

I'm not in the infield for him, so I refrain from mention. (First, I may not have the right to mention at all.)
However, I took it up because it reminds me of the words that Sanada, my earnest talent, said before.

"I think the person who can sacrifice himself is hero."


"Sacrifice himself". It's a serious word.
His talk continued;

We are not a little showered with thoughtless remarks. But I think I can overcome them if I have confidence for my efforts and selfrespect that I will surely be an attractive person.

Therefore we may think a hero and an idol are nearly same.


If an idol is one of jobs, there may be responsibility.
Like a doctor, like a law.

But I wonder how much sacrifice we may demand from an idol, an individual.

In short, who "forgives" him? What must he be "forgived" for at all? What is he for?


As for Sanada, I have had such a worry.

"[talking to Nozawa] Do you have a dream, don't you? I have.
The first is that I make my debut on CD. I think I must do so for my fan, too."

The word "too" is hope. He says that his aim of debut is also for his fan.

Like this, he said the words for us, the others, several times.

"I hope you are all fine."

"I hope you all have good things."

"I hope I can give you energy! I work hard!"

There were the words for us in all of his New Year's messages in 2014.


He gives sacrifice, devotion or duty. Our demands are moderate or excessive. They may just depend on our conscious.
Our thinking may be waste.



About "Forgiveness", I want to mention the following.

Sanada:
There were many Johnny's Jr. members in my dream. Then we were told suddenly that our debut was decided.

Nozawa:
Ah, about your dream. I heard.

Sanada:
That's right. But I still have things I don't tell you yet.

Nozawa:
...What?

Sanada:
I was glad to hear that. But, including us, the members of "Baka-Leya" and the pairs as symmetry were all separated. Then two groups were made.

Nozawa:
Uh-huh.

Sanada:
But only one of them could make a debut... (Sanada glanced at Nozawa.)

Nozawa:
I was in the group that couldn't make a debut, wasn't I?(Smiled bitterly) But this is the dream, so it's hard to complain. I excuse you because you don't look pleased!


Unfortunately, when our personal feelings can't forgive someone - unfortunately, him - , even so, will he forgive his way?
Please, I just hope everyone is happy. Needless to say, you are.